ライカM8を購入して3ヶ月経ちました。現時点での使用感やレビューとか。

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オオニシ トモヒロ
東京生まれ・神奈川在住のフォトグラファーです。 ライカやハッセルブラッド、フィルムカメラが好きです。
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こんにちは、オオニシトモヒロ(@Tomo_camera_)です。

2月の中旬にライカM8を購入してから早くも約3ヶ月が経ちました。

それからは家の中でも外でもほぼ毎日使用してこの記事を書いている時点の総シャッター回数は9369回。購入してから約3000回シャッターを押したみたいです。

そんな感じで3ヶ月間、ライカM8というカメラを使ってわかったことを書いていきます。

基本的に僕が購入前に知りたかった情報を載せているつもりなので、ライカM8の購入を迷っている方の参考になれば幸いです。

ではスタート!

ライカM8を3ヶ月使った感想・レビュー

”1000万画素”という数字は、さほど気にならない。

LeicaM8 Summicron50mmF/2©2019 Tomohiro Onishi

ライカM8のセンサー画素数はたったの1000万画素。

3000万画素〜5000万画素のカメラが当たり前のいま、1000万画素は頼りなく感じますよね。
僕はかなり不安でした。

でもローパスフィルターがない恩恵は大きく、M8が描くシャープな絵は1000万画素ということを感じさせません。

LeicaM8 Summicron50mmF/2©2019 Tomohiro Onishi

少なくとも、PCやスマホの画面向けに画素数が足りなくて困る、ということはありません。

また、センサーの汚れがえげつなかったので、自分でシルボン紙とエタノールを使ってセンサーを掃除したら驚くほど画質が向上しました。

画素数が気になっている方はそれほど不安に思わなくても大丈夫です。

逆にいまM8を使っている方は、センサーを掃除してあげるとかなり画質が向上するかもしれません。

汚れがセンサーにたまって、画質を悪くしているのがよくわかりました。

僕が使っているのはこれ。

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露出補正は-2/3〜-1を基本に。ISOは”320”を上限と思っておく。

LeicaM8 Summicron50mmF/2©2019 Tomohiro Onishi

あくまで僕のやり方ですがライカM8のCCDセンサーはアンダーに強いので、基本暗めに撮っています。

-1EV暗めに撮ったものを、LRで+5EV明るくしたもの

上のGIF、これが写真として使えるかどうかは置いておいて、かなりの情報が暗部に残っていることがわかると思います。

M8は本当に無理してISO640が限界なので、暗いシチュエーションで撮影する場合、ISO160や320で暗めに撮ってあとから持ち上げます。そのほうが画質の劣化は少ないです。

まぁ、そんなこと言いつつISO640で撮影することも多いんですが(笑)

LeicaM8 Summicron50mmF/2 1/60s F/2 ISO640©2019 Tomohiro Onishi

LeicaM8 Summicron50mmF/2 1/125s F/4 ISO640©2019 Tomohiro Onishi

LeicaM8 Summicron50mmF/2 1/30s ISO640©2019 Tomohiro Onishi

ライカストア銀座のスタッフさんも仰っていましたが「ライカM8やM9は最低ISO感度で使うもの」と思っていたほうが良さそうです。

国産一眼レフと比べると高感度耐性はヘナチョコです。そこは覚悟して付き合っていく必要があります。

カラーのJPGで撮るときは、露出と同じくらい”色温度”の設定が大事

LeicaM8 Summicron50mmF/2©2019 Tomohiro Onishi

購入してから1ヶ月くらいはRAWで撮影して、LightroomでVSCOをガンガンに当てて楽しんでましたが、飽きてきました。

VSCOはVSCOで綺麗ですが、最近はライカM8が生成するJPGのヌメッと感を楽しみたい。

LeicaM8 Summicron50mmF/2 撮って出し©2019 Tomohiro Onishi

加えて僕が思うM8の最大の特徴は、コダックのフィルムを思わせる独特な色被り。

LeicaM8 Summicron50mmF/2 1/1000s F/2 ISO160©2019 Tomohiro Onishi

この緑とも黄色ともいえない色に惹かれてM8を購入しましたが、オートホワイトバランス(AWB)ではなかなかこの色が出てくれません。

対象が青色に転んだり、

LeicaM8 Summicron50mmF/2©2019 Tomohiro Onishi

逆にバッチリ正確な色を叩き出したりして、これはこれで味気ない。

LeicaM8 Summicron50mmF/2©2019 Tomohiro Onishi

なので最近は太陽光のホワイトバランス5600K前後を基準に、そのつど色温度を設定するようにしています。ぶっちゃけ手間だし、「RAWで撮ればいいじゃん」っていわれればほんとその通りなんですが、M8のJPGのくすんだグリーンが好きすぎるのでしょうがないです(諦め)

10年以上前のカメラだから仕方ないですが、ホワイトバランスは暴れます。

ひと手間かけて自分で設定してあげると、ライカM8の黄色がかった色が顔を出します。

LeicaM8 Summicron50mmF/2©2019 Tomohiro Onishi

LeicaM8 Carl Zeiss C Sonnar T* 1.5/50 ZM©2019 Tomohiro Onishi

LeicaM8 Summicron50mmF/2 1/1000s F/2 ISO160©2019 Tomohiro Onishi

作品撮りに使用すると、撮影リズムが狂いがち

LeicaM8 Summicron50mmF/2©2019 Tomohiro Onishi

ライカM8を使って、2回のモノクロ作品撮りを行いました。

モデルさんと協力して作品撮りをする場合、”リズム”が大事になってきます。

キャッチボールをするように一定のリズムで撮影とポーズ変更を繰り返す。

この流れが、M8だと途切れがちです。

LeicaM8 Summicron50mmF/2©2019 Tomohiro Onishi

テンションが上って連写すると、7枚目くらいでデータ書き込みのためにしばらくM8が停止します。

そのたびに僕もモデルさんも集中が切れてしまうので、国産の一眼レフとは違ったタイム感が必要になってくるなと思いました。

LeicaM8 Summicron50mmF/2©2019 Tomohiro Onishi

撮れる写真はとても綺麗なので、これからも使っていくつもりです。

モノクロは相変わらず、とても良い。

LeicaM8 Summicron50mmF/2©2019 Tomohiro Onishi

モノクロの話が出たので、モノクロについても。

モノクロ専用のライカMモノクロームを使うとまたちがった印象になるのかも知れませんが、M8のモノクロには満足しています。

LeicaM8 Summicron50mmF/2©2019 Tomohiro Onishi

LeicaM8 Summicron50mmF/2©2019 Tomohiro Onishi

LeicaM8 Summicron50mmF/2©2019 Tomohiro Onishi

森山大道さんに代表されるようなコントラストが強いモノクロよりも、コントラストが低く優しいモノクロが好きです。M8の豊かなトーンはモニターで見るたびに嬉しくなります。

質感が感じられて、トーン豊かで。とてもいいですよね。

さいきん彼女がライカM9を購入したので、たまに触らせてもらってますが、やっぱりM8とは違う力強いモノクロになるなぁと感じます。

LeicaM9 Carl Zeiss C Sonnar T* 1.5/50 ZM

LeicaM9 Summicron35mmF/2 ASPH©2019 Tomohiro Onishi

M9のモノクロや画作りについてはまた別の記事で書いてみようと思っています。

リスクの話「Reset Folder Number」のエラーが出たら。

つい最近の話ですが、外出中に「Reset Folder Number」というエラーメッセージが出て撮影不可能になった事がありました。

これは、PCで表示したときに写真が格納されているフォルダ「◯◯LEICA」の中でカウンターがカンストしたときに表示されるエラーメッセージです。M8の表示言語が日本語だと「フォルダー番号をリセットしてください」的な文面。

写真ごとに振られている番号がカンストしている状態

こうなるとSDカードを取り替えるか、新しいフォルダーをカメラ内で作成した上でSDカードをフォーマットしないと撮影が再開できず、最悪詰みます。

容量は足りているはずなのに撮影ができなくなり、慌ててググったら解決手順を見つけました。
備忘録の意味も含めてここに記載しておきます。

「Reset Folder Number」のエラーが出たら

1. “Picture Numbering” から”Standard”を選択。

2. SDカードをフォーマットする。

3.”Picture Numbering” から”Continuous”を選択。

4.試写してみる。これで問題なく撮れていたらひとまずOK。

5. カメラの電源を切り、SDカードをPCへ接続。フォルダー番号が新しくなっていることを確認。

僕もまだよくわかってませんがこの手順を踏めば、SDカード内に新しいフォルダーが作成されてカウントが再開されます。

でも結局SDカードはフォーマットされるわけですから、替えのSDカードもしくはスマホへ写真を送れるツールは常に持っていた方が良いと思います。

僕が使っているのはこれ。

10年以上前のデジタルカメラですから、予防策はいくつも張っておいたほうが安心だと実感しています。

総評 独特の使い方を要求されるけど、まだまだ底が見えない面白いカメラ

LeicaM8 Carl Zeiss C Sonnar T* 1.5/50 ZM©2019 Tomohiro Onishi

はいっ、購入から3ヶ月時点でのライカM8のレビュー、感想でした。

ネットでM8の評判を見ていると「ハイキーがいい」っていう意見も多いので、明るめに撮る方向も模索してみたいですね。

LeicaM8 Summicron50mmF/2©2019 Tomohiro Onishi

SDカードの読み込みが遅いとか、黒いものが紫色に色被りするとか、使っていて気になるポイントはたくさんあります。

友人が着てるのは真っ黒なTシャツ。LeicaM8 Summicron50mmF/2©2019 Tomohiro Onishi

それでも1000万画素とは思えないシャープさだったり、M8でしか得られない独特の色味・画質はまだまだ魅力を感じさせてくれます。

今後また好みが変わるかも知れないので、その時はまた詳しくレビューします。

こんな10年前のカメラについて5000文字近く語る記事を最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

ライカM8の写真たちは僕のInstagramにも掲載していますので、見てくださったら嬉しいです!

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